ギターのチューニング 前編

ギターのチューニング 前編

優れたギタリストは、ライブ中に一度も、ギターのチューニングを直さない。

というのは、渋谷陽一の持論である。日常的によく言っているし、前に「渋松対談」だかブログだかでも、そう主張していた。
MCのたんびにピンピンとチューニングを直しているのは、ありゃなんだと。下手だからそんなことになるんだと。クラプトンもジェフ・ベックも、全然チューニング直さないぞと。
そんなような主張だった気がします。

ただ、現実には、そうやってピンピンとチューニングを直しているギタリストの方が圧倒的多数なわけで、であるならば、私としては、別のことを主張したいと、かねがねから思っていた。
チューニングが狂わないギターを発明すればいいじゃないか、と。
これだけ科学が進んだ世の中において、何故それができないのかと。

いや、それっぽいギターもないわけじゃない。「チューニングロック」っていうんでしたっけ、あの、ネックとヘッドの境目のところに、弦を締めつけるネジみたいのが付いていて、チューニングを合わせ終わったあとにそこを締めると、もう狂わない、みたいなやつ。激しくアームを使う、ヘビメタ系のギターについてるやつね。
みんなあれを使えばいいじゃないか。と思ったんだけど、きいたところによると、あれでもやっぱり狂うそうですね。

次回に続く。
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