本日のライブその3

本日のライブその3

また続きです。

次、噂のOKAMOTO'S。ライブ観るの、初めて。
確かに若い。というか、見た目、ほとんど子供。
しかし。2階の関係者席で、ふんぞり返って観ていたんだけど、
1曲目が始まり、1コーラス終わったあたりで、
思わず下のフロアに下りてしまった。

うっま! 何これ!

と、グルメ企画でなんかいいもんを食った時の
宮迫博之のようなリアクションをしたくなるほど、
全員うまい。すげえ演奏。

年齢にまったくそぐわない、オールドスタイルな音。
ざっくり言うと、ストーンズ・タイプの、ブルースに
根ざしたロックンロールなんだけど、
演奏者のテンションが高いあまり、そしてその高さを表現できる
プレイヤビリティがあるあまり、なんかパンクみたいな
すさまじいことになっている。

昔いた、そういうバンド。初期のルースターズだ。
とか思った瞬間に、正にその、ルースターズ初期の
代表曲「恋をしようよ」のカヴァーが始まって、笑いました。
とにかく、びっくりした。

次も噂のバンド、神聖かまってちゃん。
このバンドも初めて観たんだけど、ええと、
あれですね、バンド版2ちゃんねるですね、これは。

MCが2ちゃんねるネタだったから、ではない。
「死にたいなあ 死にたいなあ 死にたいなあ 死にたいなあ」
の連呼で始まる1曲目から、メンバーはもう帰ろうとしてるのに
ボーカル&ギターの明らかに様子のおかしい男が
駄々をこねて、無理やりプレイした最後の曲まで含めて、
悪意と憎悪と疎外感などなど、あらゆる
ネガティヴィティが渦巻きまくりだったのだ。
にもかかわらず、いや「だからこそ」 かもしれないが、
たまに純粋だったり美しかったりロマンチックだったり
するところが、さらに手に負えない。

演奏は稚拙でジャンク極まりないが、なんか、ありだった。
釘付けになりました。
この様子のおかしさ、キャラや演出じゃなくて、
悪い意味で本物感あり。

あと、黒猫チェルシーもそうだけど、このバンドも、
80年代ニッポン・パンク&ニューウェーブの
匂いがプンプンする。
大槻ケンヂ「グミ・チョコレート・パイン」に出てくる
ノイズ・バンド、「自分BOX」のゾンを思い出しました、
観ていて。

また次回に続く。
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