本日のライブその3
2009.11.03 19:31
また続きです。
次、噂のOKAMOTO'S。ライブ観るの、初めて。
確かに若い。というか、見た目、ほとんど子供。
しかし。2階の関係者席で、ふんぞり返って観ていたんだけど、
1曲目が始まり、1コーラス終わったあたりで、
思わず下のフロアに下りてしまった。
うっま! 何これ!
と、グルメ企画でなんかいいもんを食った時の
宮迫博之のようなリアクションをしたくなるほど、
全員うまい。すげえ演奏。
年齢にまったくそぐわない、オールドスタイルな音。
ざっくり言うと、ストーンズ・タイプの、ブルースに
根ざしたロックンロールなんだけど、
演奏者のテンションが高いあまり、そしてその高さを表現できる
プレイヤビリティがあるあまり、なんかパンクみたいな
すさまじいことになっている。
昔いた、そういうバンド。初期のルースターズだ。
とか思った瞬間に、正にその、ルースターズ初期の
代表曲「恋をしようよ」のカヴァーが始まって、笑いました。
とにかく、びっくりした。
次も噂のバンド、神聖かまってちゃん。
このバンドも初めて観たんだけど、ええと、
あれですね、バンド版2ちゃんねるですね、これは。
MCが2ちゃんねるネタだったから、ではない。
「死にたいなあ 死にたいなあ 死にたいなあ 死にたいなあ」
の連呼で始まる1曲目から、メンバーはもう帰ろうとしてるのに
ボーカル&ギターの明らかに様子のおかしい男が
駄々をこねて、無理やりプレイした最後の曲まで含めて、
悪意と憎悪と疎外感などなど、あらゆる
ネガティヴィティが渦巻きまくりだったのだ。
にもかかわらず、いや「だからこそ」 かもしれないが、
たまに純粋だったり美しかったりロマンチックだったり
するところが、さらに手に負えない。
演奏は稚拙でジャンク極まりないが、なんか、ありだった。
釘付けになりました。
この様子のおかしさ、キャラや演出じゃなくて、
悪い意味で本物感あり。
あと、黒猫チェルシーもそうだけど、このバンドも、
80年代ニッポン・パンク&ニューウェーブの
匂いがプンプンする。
大槻ケンヂ「グミ・チョコレート・パイン」に出てくる
ノイズ・バンド、「自分BOX」のゾンを思い出しました、
観ていて。
また次回に続く。