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    エンターブレインと私

    エンターブレインと私

    イエロー・モンキー・トリビュート・アルバム、
    勝手に全曲解説中ですが、ちょっと1回箸休めです。
    って、こういうの、箸休めっていうんだろうか。まあいいや。

    えーと、ちょっと前にですね、

    「プロレスラー武藤敬司の本の出版案内が送られてきて、見本ほしいけど
    どう考えてもSIGHTで取り上げるのは無理なので、自分で買います」

    ということを、このブログに書きました。
    今、調べたら、11月27日だった。

    で。本日。その出版社、エンターブレインから、

    プロレスで生きる。/武藤敬司

    PRIDEはもう忘れろ!/橋本宗洋 kamipro編集部 編

    kamipro141号(最新号)

    の3冊が、送られてきた。


    あのブログを見てくださったようで、「掲載できなくてもかまいませんので、
    見本誌をお送りいたします」という、担当の方のお手紙がついていた。

    ありがとうございます。だし、うれしいことは
    うれしいんだけど、問題がふたつ。

    まずひとつめは、写真のように、いただいた本、
    私、既に買って、持っていました。
    なので、このように、2冊ずつになっちゃいました。

    そしてもうひとつは、あのー、これ、俺がやってることって、
    ブログを使った「たかり」というか、マイルドな恐喝じゃない?
    という事実に、気づいてしまったことです。

    そんな、取り上げられないって言ってるんだから、
    送っていただかなくても。

    と、一瞬思ったんだけど、エンターブレインさんの
    立場になって考えるとですね。

    例えば、こないだ作った、松尾スズキブログ本
    「俺モテ」について、出版社とかライターとかのブログで、
    「取り上げられないんだけど、でもいい本だし、
    いつも自分は読んでるし、どうのこうの」
    みたいなことを書かれたら、俺だったらどうするか。
    間違いなく送りつけると思う。

    つまりこれ、「あんたの本のパブリシティには協力できないけど、
    でもいい本だから、くれ」ってことを言っているのと、
    結果的には同じなわけです。
    しかも、ものすごく断りづらい形で。

    何でも書きゃあいいってもんじゃない、
    と、思い知りました。
    大変失礼いたしました。

    ちなみに、「プロレスで生きる。」、武藤がこの本を出したの、
    明らかに、NOAHの三沢社長の死が原因だと思います。そのことにも触れているし。
    で、出す意味のとてもある、ずっしりとした内容の1冊になっています。
    プロレスファン以外にも、ぜひ読んでいただければと思います。

    でも、このエンターブレイン&kamipro編集部、
    「生前追悼 ターザン山本!」という、
    プロレスファンにすら、ぜひ読んでいただくべきか
    どうか迷うような本なんかも、出しておられます。
    もちろん買ったけど。
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