編集者のうた

編集者のうた

このブログにもちらっとアップしましたが、一昨日は「松尾会」でした。
各出版社の松尾スズキ担当編集者が集まって、
松尾さんの誕生日を祝い、かつ忘年会めいたことをする、
というのが、毎年この時期のならわしになっているのです。
もう今年で、8回目とかそれくらい。

で。3年前のこの会に、SAKEROCK/大人計画の
星野源くんが来てくれて、
弾き語りをやってくれたことがあった。
しかも、このために作ったオリジナル。
松尾さんが詞を書き、それに星野くんが曲をつけた、
「編集者のうた」という曲。

で、今年も、忙しい中、来てくれて歌ってくれた。

「編集者さんごくろうさん」で始まって、
「ゲラ戻し」とか「あとがき書かせないで」を経由して、
「イラストなくして怒られて」「撮影来ずに怒られて」
「おお タナベ」と、主に、「週刊SPA!」で松尾さんが
連載していた時の担当者の失敗を、
列挙する内容に発展していく歌詞。
なので、我々は聴きながら大笑いなんだけど、
曲がですね、あまりにも、それに似つかわしくないのです。
とてもしみじみした、やたら切ない、なんというか、まっとうな名曲なのです。
えっらくよいのです。
で、また、星野くんの歌がいいので、それが3倍にも4倍にもなる。

この曲を人前でやるの、おそらく2度目。つまり、3年ぶり。
で、聴いたことあるの、この場にいる30人弱の人間だけ。
ファンはもちろん、おそらくカクバリズムの人たちも、
大人計画の人たちも、聴いたことがない、ということになる。

あまりにも、もったいない。
出せばいいのに。
これ、録音して、ネットにあげてやろうかな。と、一瞬思いました。
大人計画長坂社長と、角張くんに、怒られ放題怒られること
必至なので、やめましたが。

なお、もう1曲やってくれた。
レーベルメイト、キセルの「君の犬」のカヴァー。
これも絶品でした。

しかしこの人、こんなに歌えるのに、
なんでインスト中心のバンドやってるんだろう。
と、彼の歌を聴くたびに、いつも思う。
いや、インストのバンドの方も、すばらしいんですが。
でもほんと、「編集者のうた」、どっかからリリース、切に望みます。


写真は、そのインストのバンドの最新DVD『ぐうぜんのきろく3』。
その日に、星野くんからいただきました。ありがとうございます。
映像、おもしろいし(ドキュメンタリー部分が)、素敵だけど(ライブ部分が)、
星野くんが自分で解説を書いていて、その文章も、とてもすばらしいです。
ぜひ。
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