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    銀杏×「裏切りの街」 その1

    銀杏×「裏切りの街」 その1

    昨日のブログで書いた(これ → http://ro69.jp/blog/hyogo/35086 )、
    「峯田の生歌を聴いた」という話。

    「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の監督である劇団ポツドール主宰・
    三浦大輔の、作・演出による舞台「裏切りの街」、今、
    東京渋谷パルコ劇場でやっていて、その音楽を銀杏BOYZが手がけている。
    で、芝居のあとのカーテンコールで、峯田がひとりで弾き語りで、
    この芝居のために書き下ろした新曲「ピンクローター」を歌う、
    というのを、ちょっと前から、何度かやっているのですね。
    当サイトでもニュースにしましたが。
    ( これ → http://ro69.jp/news/detail/34619
    これも → http://ro69.jp/news/detail/34900 )

    5月15日、20日、そして21日、の計3回。
    この芝居、ほんとはもっと早く行くつもりだったんだけど、
    このことを知って、21日に変更したのでした。
    あと、せっかくだったら歌ってるとこ写真撮らせてください、
    とお願いして、OKをもらって撮ったのが、上の写真です。
    はりきって撮影したわりに、ピントが残念なことになっていますが。

    芝居が終わり、7名の役者全員が出てきて挨拶し、
    拍手がやまず、再び幕が上がると、舞台の右のほうに、
    アコースティック・ギターを抱えて、弾き語りだというのに
    上半身裸で座っている峯田。
    で、昨日は雨だけど今日は晴れていて、湿度が激しく変わって、それに
    よってギターがどうのこうの……みたいな、よくわからない前置きのあと、歌いました、「ピンクローター」。

    いやあ。すごかった。思わずピントもぶれるほどでした。
    この人の歌なんて、いや「なんて」ってことはないけど、
    まあ、今まで数え切れないくらい、生で聴いてきたわけです。
    なのにびびった。なんていうんだろう。声が、目に見えるようだった。
    獣のようでもあり、子供のようでもあり、老人のようでもあり、
    女の子のようでもあった、峯田の歌。

    そもそも「ピンクローター」、あからさまにいい曲だけど、何か、
    もう、そういう問題ではありませんでした。
    もしこれがどうでもいいような歌でも、この今の峯田のテンションで
    歌えば、すばらしい曲になる。そういうパフォーマンスでした。
    ここまでの歌、歌える奴だったっけ。とすら思ったほどです。
    いや、前からすごいボーカリストだったけど、もっとこう「歌い手」として、
    何かが宿った感じだったのでした。

    この昨夜の件、峯田のことも、銀杏のことも、芝居自体のことも、
    そしてそこに出演している松尾スズキさんのことも含めて、
    まだまだ書きたいことがあるので、次回に続く。
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