星野源「日村さん38才の歌」について

星野源「日村さん38才の歌」について

昨日アップした、星野源@渋谷クラブクアトロのライブレポートで
(これ http://ro69.jp/live/detail/37218 )、
「詳しくはブログで」と書いた、アンコールの2曲目、
“日村さん38才の歌”についてです。

そもそも星野くんは、バナナマンと親交があって、
その縁で、彼らのラジオ番組で、日村の誕生日を祝う
サプライズとして歌をプレゼントする、
みたいな企画があって、そのために作った曲だそうです。

そういう曲なので、歌詞は、
「その顔で生きてきた38年の地獄」とか、「僕ならとても耐えられない」とか、
そんなフレーズ連発で、超満員のクアトロ、もう大ウケでした。
で、星野くん、歌い終わったら、さっき「私、今日誕生日ー!」と
叫んだ子に名前と年齢をきいて、その子のバージョンも急遽歌って、
さらにウケていました。

ああ、おもしろかった、って終わりたいところなんですが、
ただ、ひとつ、ひっかかったことがあった。

その“日村さん38才の歌”、歌詞はそういうものだけど、
曲自体は、えっらいよかったのだ。
すばらしかったのだ。
メロディが立っているというか。
他の星野くんの曲たちも、もちろんすばらしいけど、
それらの曲と比べると、さらにポップス寄りというか、
さらにわかりやすいというか、
さらに一般にまでリーチしそうというか、
そういう、ちょっとドラマチックなメロディの、
ほんとにいい歌だったのです。


で。ひとつ思い出した。
前にもこのブログでネタにしたけど
( これ http://ro69.jp/blog/hyogo/28812 )、
星野くんは“編集者の歌”という曲も持っている。
松尾スズキさんが歌詞を書き、それに星野くんが曲をつけたもので、
30人くらいの前で、2回やったことがあるだけの曲です。

松尾さんの、担当編集者たちへのメッセージ、という
ていで始まって、以前松尾さんのSPA! の連載を
担当していた男の失敗を列挙していく内容に発展する、
まあ、内輪ウケの歌なんだけど、この曲もですね、
メロディがやたらいいのだ。
そんな歌詞なのに、しみじみと、本気で、感動的な曲なのだ。


奥田民生は、PUFFYとかに提供する曲は、必ず、
自分で歌う曲よりも、ポップでわかりやすいものを書く。
理由をきいたら、自分の曲は、コケても自分が責任とれば
すむけど、人の曲はそうもいかないから、わかりやすいのを
書こうとするんだと思う、と言っていた。

星野くんも、それと同じ無意識が働いているのではないか。
どうでしょう? スタッフのみなさん。
バナナマンや松尾さんのように、星野くんに曲を頼んで、
もっといっぱいそういう曲を書いてもらって、
それを1枚にまとめて出す、というのは。

聴きたくないですか?
私は聴きたいです。


写真は、星野源、初のソロアルバム『ばかのうた』。
“日村さん38才の歌”と“編集者の歌”は入っていませんが、
名曲だらけです。





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