以下は、小池清彦のブログを見て、「おお、いきものがかり、ベスト盤出るのかあ」とか思っていたら
(こちら → http://ro69.jp/blog/koike/41119 )、
ふと、突然脳裏に蘇ったことです。
グループ魂の「大江戸コール&レスポンス」って曲、ありますよね。
曲っていうか、阿部サダヲ、じゃないや、破壊が扮する
歌舞伎俳優・九代目中村屋華左門が、スピーチするんだけど、
そこで何かひとこと言うたびに、客席から「中村屋!」っていうかけ声がかかる、というネタです。
たとえば「こないだ私、新宿のお店に行きましてね」というと、
かけ声が「中村屋!」「小料理屋!」「庄屋!」「イタメシ屋!」
「サイゼリヤ!」「すかいらーく!」などと、
どんどん脱線していって、全然スピーチが進まない、というような。
って、こう書くと、あんまりおもしろそうじゃないけど、聴くと、
もう、もんのすごくおもしろい。というのは、ファンはみんなご存知だと思う。
今年5月の渋谷C.C.Lemonホールでは、私、ほんと、
「笑いすぎて両手の握力がゼロになる」という、生まれて初めての体験をしました。
(ライブレポはこれ → http://ro69.jp/live/detail/34903 )
声をかけるのは、暴動を中心としたメンバーたち、プラス、大人計画の荒川良々。
「お葬式の弔辞バージョン」や、「結婚式のスピーチバージョン」が音源になっていますが、
ライブでは、それ以外もいろいろやっています。
で、どこかで観たライブだったか、音源だったか忘れてしまったんだけど、
その「中村屋!」がどんどん脱線していって、
誰かが「いきものがかり!」って叫んだ瞬間に、確か暴動だったと思うけど、絶妙のタイミングで、
「死にもの狂い!」
と、かぶせたのです。
もう、血を吐くほど笑いました。
うーん。書くとやっぱり、そんなにおもしろくない。
実際は、もう、死ぬほどおもしろいんだけどなあ。
悔しいので、何がおもしろかったのか、考えてみる。
そもそも「いきものがかり」って、小学校の学級における、係の名称であって、そこから
発想を脱線させていく、とするならば、まあセオリーとしては、「給食係!」とか
「保健係!」とか、そっち方面だ。
という、言葉の意味性をまったく無視して、
1.「いきもの」を「しにもの」に変える
2.そして、それに続く唯一の言葉である「ぐるい」を付ける
という反射神経が、「思いもよらぬことを言われると笑う」という、
私のツボをついたのではないか。
あと、同じ7文字であるとか、前半と語尾は韻を踏んでいるとか、そういうのも
大事なのでは、と、分析します。
が、「分析されても」って話だとも思います。
あと、私、もう結構長いこと、グループ魂のライブ観てるので、、
あの「暴れるに動くと書いて暴動です」「破れるに壊すと書いて破壊です」という
自己紹介も何度も観ているのに、クドカンと阿部サダヲ、どっちが暴動で
どっちが破壊か、なぜか、いまだに覚えられません。
さっきも、最初に「暴動」って書いて、心配になってネットで確認したら、
やっぱり間違ってました。
なんでだろう。
写真は、10月27日リリースの、グループ魂のニューシングル、
「べろべろ」。