RADWIMPS「狭心症」
TOCT-40318 EMI Music Japan
2月9日リリース
聴く前、歌詞をパッと見た時は、「オーダーメイド」みたいな、
野田洋次郎の得意技タイプ意の曲かな、と思ったんだけど、
聴いたら全然違いました。
いや、全然じゃないか。歌詞のとっかかりの書き方とか、全体の手法とかは近い。
近いんだけど、直接性・わかりやすさ・生々しさ・インパクト・深さ・重さ、
そして曲で言いたいことが「どこまで先に進んでいるか」、などにおいて、
これまでと明らかに違う。
あと、やりきれないくらい重くて、だから、リアルで普遍的な歌なんだけど、
そういう歌は、これまでもRADWIMPSは作ってきたわけで、
それをいかに広くわかりやすく平易に伝わる形にするか、
という点でも、この曲はこれまでと違う、と思う。
圧倒的です。
あと、カップリングの「寿限夢」もすばらしい。
というか、RADWIMPSのシングルって、カップリングで
音楽的にこれまでになかったトライアルをやって、そしていつも
それが大成功している、というパターンが多い気がします。
こないだも書いたけど、しかし、もうなんか怖いくらいだ、
この野田洋次郎という男。
僕は、正直言って、前々作のアルバム「RADWIMPS 4~おかずのごはん~」の段階で、
ここがもう到達点だ、これ以上はない、と思って、なので、次は
方向を変えるんだろうな、と勝手に予想していたんだけど、あのあとに
『アルトコロニーの定理』があったわけで、そしてそれ以降にまだ、
こうして「DADA」や、この「狭心症」があるわけで、
「うわ、まだ先があったんだ!」「まだもっと上に、もっと前に行くんだ?」
と、驚きっぱなしです、ここ数年。
どこまで行くんだろう。
アルバムがほんとに楽しみ。