「I」第一集/いがらしみきお
小学館 980円
SIGHT超強力連載陣のひとり
(「5秒前の世界」という強烈な見開きひとコマ漫画を
連載していただいています)、いがらしみきお先生の最新作。
出たの、8月3日で、何度も読み返していたんですが、
あまりのショックにどう書いていいのやらわからず、ここまで
保留にしておいてしまった、そんなブツです。
一応、80年代から、作品でいうと「ネ暗トピア」「あんたが悪いっ」
あたりから読んでおりますが(思い出した。当時、ロッキング・オンで
絶賛されていて、それで初めて手にとったんだった)、
「……そうか。これこそを描きたかったのか」と、絶句したくなる作品です。
いがらしみきおの集大成。
前述の初期のギャグ作品からも、それこそ「ぼのぼの」からも、
もちろんSIGHTの連載からも、すべてつながっているものがある。
特に「ぼのぼの」に近いかも、描きたいことが。
作風は正反対ですが。ほのぼのしていないし、ギャグ漫画じゃなくて
どシリアスだし。
テーマは、「生」「死」「神」。
そういうテーマに「触っている」とかじゃなくて、それら
そのものを描こうとしている、そういう作品だと思います。
続きが読みたいが、怖い。という思いに、久々にさせてくれた1冊です。