「JAPAN JAM2012のツボ」ブログ・その6:キヨサク&The BK Sounds!! 編
2012.04.22 13:00
「JAPAN JAM 2012のツボ」ブログ、6回目。このアクトについてです。
上江洌.清作&B.K.Sounds!! (5月5日出演)
キヨサクとThe BK Soundが組んだこのユニットは、このフェス用
ではなく、元から彼らがやっている活動のひとつではあります。
ありますがしかし、じゃあしょっちゅうツアーとかやっているのか、
東京で頻繁に観る機会があるのか、というと、言うまでもなく
そんなことはないわけで、それを堪能できる貴重なチャンスである、
という意味では、他のアクトと変わりません。
ましてや今回は、ふたりプラス、スキャフルのNARIやBBBBのYASSYや
猫沢エミなどのみなさんからなる8人のバンド「NAKAYOSHI ROCKERS」と登場、
さらにセッション・ゲストでBEGIN島袋 優とIVANまで加わって
総勢12名、というビッグ・バンド編成でのライヴです。
詳しくはこちらを。http://japanjam.jp/2012/artist
というかですね。この「JAPAN JAM」というフェス自体、
「はたして何が起きるのか!?」「いったい何をやるのか!?」
というライヴだらけのフェスですが、というかそれを楽しむために
始まったものだともいえますが、ただ、このアクトに関しては、
リラックスして、楽な気分で、ヘンな言い方だけど「油断して」、
楽しむことができる、そこがいいなあ、という気がします。
というか、そういう楽しみ方ができる唯一のアクトではないかと。
ただし。そんなふうに、ピースでハッピーで楽しいライヴに
なることは間違いないと思うけど、「ゆるい」ステージには
ならないだろう、とも思います。
なんでかというと……これ、ちょっと話がそれるかな、
まあいいや、キヨサクって元々「シリアスなことを軽やかに伝える」
ことに、非常に長けているクリエイターだからです。
って、みんな思ってるかどうかは知らないが、僕はそう思っている。
シリアスなことも、シビアなことも、あっついことも、伝え方、
表現のしかたが、軽やかで、ある意味淡々としている。
だから、よけい届くというか。
「ユーモラスに」と言ってもいいと思う。
そのわかりやすい例。
MONGOL800に「常夏」という曲があります。
2009年リリースの5thアルバム『eight-hundreds』に収録されている曲だけど、
これ、沖縄人に対する批判や、沖縄人である自分に対する自嘲も
入っている歌です。
だから、本来はかなりシリアスなんだけど、曲調は、
軽やかで、のんきで、明るくて楽しかったりする。
っていうのが、聴くと、すごくいいのです。
いい曲いっぱいあるモンパチだけど、私、特にこれ、大好きな曲です。
というようなことです。
書いてるうちに「JAPAN JAM」と関係ない感じになってきましたが、
でも、「楽しいけど楽しいだけじゃない」ライヴには
なると思います、確実に。
期待しましょう。
JAPAN JAM 2012の公式サイトはこちら。http://japanjam.jp/2012/