MVの話・続き

MVの話・続き

「プロモーション・ビデオ(PV)」という言葉、いつの間にか
誰も使わなくなって、みんな「ミュージック・ビデオ(MV)」って
言うようになったけど、あれ、なんで?

ということを、昨日、このブログに書きました。
これ。http://ro69.jp/blog/hyogo/68608

そしたら、某大手メジャーレーベルで長年働く知人
(一貫して制作畑の人)が、回答のメールをくれました。
以下、そのままコピペ。

>以前は、あれは、「プロモーション」に使用するために
>作成される映像だったので、普通に「プロモーション・ビデオ」と
>いう名前を使っていたのですが、DVDが台頭してきた時期に、
>「ミュージック・ビデオ」とか「ビデオ・クリップ」に変わってきた気がします。

>経緯としては、「プロモーション・ビデオ」なのに、売るのか?
>みたいな論争がきっかけだったように記憶しています。
>どこかの映像のクリエイターさんだか、アーティストだかが、
>「プロモーションということで作ったのに、
>売り物にするなんて聞いていない……」
>とかなんとか……。

>それと並行して、
>「プロモーション・ビデオ」というからには、
>宣伝費 ← 基本的にレコード会社負担。
>「ミュージック・ビデオ」であれば、売り物を前提に
>しているので、制作費 ← 原盤会社の負担。
>ということで、レコード会社の負担を
>減らそうという魂胆があったのかもしれません。

>と言っても、全部を制作費だけで
>作っているわけでもないですけどね。

>いずれにしても何年か前に、「プロモーション・ビデオ」という
>言い方はしないように、というお達しが、会社でありましたわ。


だそうです。
なるほどー。
大変ためになりました。そしてすっきりしました。
ありがとうございました、××さん。

上は、くるりのビデオクリップ集
『くるくる鮨 Quruli Video Clips 19980-2004』。
2004年リリース。
なんでこんな昔の作品をひっぱり出してきたのかというと、
このジャケット好きなんです、というだけの理由です。
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