あの10周年記念の歴史的武道館公演後初のツアー、フジファブリックのはじまりましツアー。
まだツアーが続くため、セットリストなど詳細は書かないが、山内総一郎が、
「フジファブリックは始まってるんですよ」と言ってたけど、これまでとはバンドがまとってる空気が大きく違う、
非常に軽やかなんだけど芯に覚悟と決意があるというか、ほんと新しい季節が始まってることがよくわかるライブだった。
新旧の曲が入り混じったセットリストも良かったし、バンドの演奏もタイトで良かった。
途中、金澤ダイスケが、バキバキにカラフルに光るショルキーを持ち出し、お立ち台に乗って煌びやかに弾く姿に会場全体がおののいたり、
山内が初めての山内総一郎モデルのギター、つまり世界でひとつのオリジナルギターを紹介し、
「受け取った日は興奮して寝れなかった」とか、「嬉しー!!」と叫んだり、
すごく前向きにバンドを楽しんでる様子。
「今までのこともすべて大事にして今後とも進んでいきたいと思います」と、
山内は終盤口にしていたけど、
重みを感じざるを得ない言葉を、すごく穏やかな、でも想いを噛み締めた口調で話すことができるのだ、今のフジファブリックは。
武道館が終わって、山内は「これからが本当の勝負だと思ってます」と言っていたが、それがまさに始まっている。(小松)
フジファブリック、はじまりましツアーで始まる
2015.04.23 00:48