という、木村カエラの太っ腹スペシャルライブ。
蓋を開けてびっくり。
ステージ上に真っ赤なワンピースのカエラと現れたバンドは、これまで基本的に固定されていたカエラバンドの面々とガラリと変わった新バンドだった。
DJがいるのが大きな違い。
そして演奏中、時にキーボード、時にピアノ、時にはその両方、さらにショルキーまで奏で、
一際目を引いたのが、鍵盤のヒイズミマサユ機。
シングル『EGG』にはH ZETT Mが参加してますね。
ステージ上にカエラとふたりきり、ヒイズミのピアノによる“Butterfly”は絶品だった。
そして、カエラが「私の夢でもあったストリングスが入ってます」
と心底嬉しそうに4人のストリングス隊を紹介してから始めた“EGG”のゴージャスな雄弁さも良かった！
発売中の［Alexandros］表紙のジャパン10月号に載ってるインタビューで、
「10周年を経て、今のバンドスタイルでのライブではしっかり築けたものがあるし、
こうすればいいというのが見えるところまできた。これからは、もっといろんなことをやりたいし、やらなければいけない」
というようなことを話していたが、
まさに今日のライブは、そのカエラの次なるヴィジョンを具現化した第一歩なんだと思う。
すっごい新鮮で、後半になればなるほどぐいぐい引っ張っていくというか、どのアンサンブルでも乗りこなしていくカエラの凄みが体験できた。
これからの木村カエラ、ますますおもしろくなっていきそうです。（小松）
