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    Rhythmic Toy World×Mrs. GREEN APPLE、200人のハコで観た!

    Rhythmic Toy World×Mrs. GREEN APPLE、200人のハコで観た!
    本日、渋谷CLUB CRAWLで行われたRhythmic Toy World×Mrs. GREEN APPLE、行ってきた! 熱かった!

    先日クアトロをソールドアウトさせたリズミックと、来年4月に赤坂ブリッツワンマンに立つことが決まったミセス。この2組がキャパ200人のクロールで初対バン!
    今日のライブはクロール10周年アニバーサリーイベント企画。ご存知の方も多いかもしれないが、ここは彼らのホーム。そういうわけで、こんな夢のようなライヴが行われたわけです。

    先行はミセス!
    “アンゼンパイ”での一斉のジャンプとサビでの大合唱で序盤からクロールは熱気で酸欠状態!
    12月16日リリースのシングル曲“Speaking”、さらにはここで情報解禁された来年1月リリースの1stフルアルバム『TWELVE』から“愛情と矛先”を披露し、ファンの興奮は絶頂に。
    ラストの“StaRt”まで全力疾走だった!

    ミセスにとってクロールは、バンドを結成から半年間は「ここにしか立ってなかった」という思い出の地(当時大森は16歳!)。ここでリズミックに出会い、それからずっと慕っているというとてもあたたかいMCも。ちなみにベース須藤を見て「すっげ! なんであんなに動けんの!?」と随分感動し、ライヴの仕方を学んだらしい。

    そして後攻は先輩、リズミック!!
    キラーチューン連発に加え、現在ダースのCMで流れているタイアップソング“輝きだす”もしっかりと披露。MCではミセスとの思い出を語る内田。

    「3年前、まだ16歳の大森が俺のところにきて(当時は同じ練習スタジオを使っていたとのこと)、『内さん内さん!どうやったらあんな高い声が出るんですか!? 声量が上がるんですか!?』って訊いてきてたのに、今やYouTubeで観たら全然俺より高い声で歌ってるし(笑)、その3年の間になぜか俺は三つ編みになってるし(笑)」
    とミセスとの思い出を笑い混じりに語ったあとで、

    「俺が16歳のときはそんなことしてなかったから、羨ましかった。でも、思い出してみたら俺も、ぎりぎり高校生の18歳のときに、初めて作った曲があったなって」

    と、1stアルバム『BUFFeT』に収録されている唯一のバラードチューン“メッセージ”を披露。

    前回のインタヴューの時に話してくれたのだけれど、これは内田の高校時代の友人が若くして亡くなり、ろくにコードも知らない・押さえられない内田が「何か残さなきゃ」と必死に書いた曲。でも、そのエピソードを知らなくても、きっと通じるものがあったはず。その証拠に、それまで飛び跳ねていたオーディエンスはしっかり耳を傾けて真剣に聴き入っていて、それがとても印象的だった。

    両バンドとも、自分たちの音楽を聴いてくれる・ライヴに来てくれる人への音の届け方がわかっているバンド。疾走感で乗りきったり、勢いを押し付けるのではなく、「君」に音を届け、「君」を連れていくことができるバンドだ。だからこそぐんぐん状況がよくなっているリズミック、そしてミセス。
    そんな2組の熱気をあんなに間近で感じられた、幸せな夜だった。(林田)
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