amazarashi、世界分岐二〇一六ツアー、追加公演を観た

amazarashi、世界分岐二〇一六ツアー、追加公演を観た
amazarashi、発売されたばかりの衝撃作『世界収束二一一六』を携えてのツアー、「世界分岐二〇一六』の追加公演@Zepp Tokyo。

センターに秋田ひろむが立つバンドの前に薄い幕を垂らし、そこに洪水のように歌詞や映像を映し出していくライブスタイルはもうお馴染みだが、
『世界収束二一一六』の楽曲の、メロディと言葉とアンサンブルの強い開けっぷりを手にして、
素晴らしく立体的な躍動感が宿っていた。
お客さんからの手応えを明らかに感じていたであろう秋田は、
「頑張ってアルバムを作って、ツアーをやるとまたゼロになる。こうやってずっと音楽をやっていきたい」というようなことを言っていた。
秋田ひろむの私小説とも言える“ライフイズビューティフル”が特に素晴らしかった。
苦難に泥臭くまみれながら歌だけは守り抜こうとする秋田ひろむの闘争心、生きる意味がかつてないほどむき出しで歌われ、だからこそ人生は美しいのだと。

残酷なまでに現実を突きつけるメッセージと美しいサウンドと、緻密に構築された舞台装置が一体となった、圧巻の1時間半強だった。

初の対面インタビュー&撮りおろしと、初のCOUNTDOWN JAPAN出演の模様が載ったJAPAN3月号、絶賛発売中です。(小松)
ROCKIN'ON JAPAN 編集部日記の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする