カノエラナの歌には嘘がない。
綺麗事ばっかりじゃない世の中で、ちっともリア充になれない自分の素直な気持ちを、ポップなメロディーで、まっすぐ響く声で歌う。
普通、やけくそや自嘲に聞こえるようなフレーズも、カノエラナのメロディーと歌には、そうさせない煌めきみたいなものがある。
だって、あんなに晴れやかに楽しそうに「あたしの彼氏は二次元の人」と歌われたら、誰でも祝福してしまう。
そんな素直な彼女だから、その若さが期待値につながる。
これからどんどん環境が変わる中で、どんな曲が生まれてくるんだろう。
ちょっとゆるめのMCや、応えてくれるのが嬉しくて、つい何度もやってしまうみたいな長めのコール&レスポンスや合唱も、徹頭徹尾彼女らしい、いいライブだった。
2月発売のミニアルバムではどんな曲が聴けるのか、今から楽しみ！（塚原）
