11月24日、TOKYO DOME CITY HALL。“酸欠少女”さユりにとって初のホールワンマン「夜明けのパラレル実験室2017〜それぞれの空白編『 』〜」のステージで、彼女はそんなふうにこの日のライブタイトルの由来を語っていた。
「欠落」や「喪失」など、ともすれば心を苛み歩みを止める原因にしかならないはずの「空白」は、自ら「生きている意味」を書き込んで進んでいくべき領域である――といったイメージをロジカルに導き出し、エモーショナルに体現する。そんなさユりの特別な在り方がくっきりと浮かび上がった、珠玉のライブ体験だった。
今回、JAPANではライブ後のさユりに、改めてあのライブの意味についてインタビューを行った。
僕自身、今年1年だけで彼女にインタビューするのはこれで4回目になるのだが、今まさに急速進化の真っ只中にいる彼女の言葉は、毎回新たなテーマに気付かせてくれるし、背筋が伸びる思いがする。
アルバム『ミカヅキの航海』の後に訪れたある「大きな変化」についても語ってくれたインタビューと、今回の「それぞれの空白編『 』」のライブレポートは、12/28発売のJAPAN2月号に掲載。ぜひご一読を。
そして――実は「今年5回目」の取材もすでに行っている。その内容についてはまた後日!(高橋智樹)