結成20周年・THE BACK HORNに超強力なミニアルバム『情景泥棒』について訊きました

結成20周年・THE BACK HORNに超強力なミニアルバム『情景泥棒』について訊きました
結成20周年記念作品の2発目、ミニアルバム『情景泥棒』のリリースにあたり、THE BACK HORNのインタビューをしました。
発売中の『ROCKIN’ON JAPAN』4月号に掲載されています。

7曲とも超強力な、聴きどころだけでできているみたいな作品なのですが、「どうも次はすごく良さそうだ」ということをすでに察していたファン、多いのではないかと思います。
今作のレコーディング終盤頃の、ギター菅波栄純のツイッターとブログが、急に躁状態になったので。
「おお、なんだなんだ!?」と驚きました、私も。「大丈夫かこの人」って心配になるくらいのハイテンションだったので。

岡峰「ねえ? 急だったですもんね。ツイッターもブログもずっと凍結状態だったのに」
菅波「解凍したらチンチンに熱くなってたという」
●この作品を作っていて「これはすごい!」って盛り上がっちゃった?
菅波「完全にそういうことですね。『情景泥棒』が、手応えがありすぎて。REC中にテンション上がって、そのテンションでつぶや
き始めたら止まらなくなったという」

もうひとつこぼれ話。本作収録の“がんじがらめ”のデモ制作時の、ドラム松田晋二の話です。

松田「この曲は、録ったのが最後の最後で」
岡峰「そうか、録ったの今年になってからだもんね」
松田「去年の『マニアックヘブン』の間に、全体のほぼ8割録ったんですよ。広島が終わってから金沢までの20日間ぐらいで。その時にレコーディングしながら、残りの曲のアレンジが、俺んとこで止まってたやつもあって。それを、なんとか年内に仕上げて送らないと、年をまたいじゃうと再開が1月5日とかになってしまう、それは年明けからのレコーディングに支障が出ると思って。それでこの“がんじがらめ”は、MUCC(主催イベント)の武道館のあとにスタジオに入ったんですよ(笑)」
菅波「ああ、そうだそうだ」
山田「もう12月の27日とかでね」
松田「そう、ライブ終わったテンションだったら、すげえものができるんじゃないかっていう。それで作って、みんなに渡した記憶がある。最初は12月24日の『マニアックヘブン』終わりにスタジオに入ろうと思ったんですよ」
菅波「(笑)それはつらいわ」
松田「でもやっぱり無理で、心折れて。そういうのはやめよう、『無理してる自分、すげえ』みたいなところに溺れるのはやめようと思って(笑)」
菅波「なんという自問自答(笑)」
山田「達成感だけで終わっちゃう感じね」
松田「そうそう、『俺はやったんだ!』っていう。それ意味ないから、27日にやり直したんですけど」

このふたつの話、インタビューに入れたかったんだけど分量的に無理だったので、こちらでご紹介させていただいたのでした。
このインタビューをあわせて、『情景泥棒』ぜひお楽しみに。(兵庫慎司)
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