Official髭男dismに取材! ついにメジャーデビューしました

Official髭男dismに取材! ついにメジャーデビューしました
フルアルバム『エスカパレード』と同日に突然リリースされた完全限定生産シングル『ノーダウト』でメジャーデビューを発表――という急展開でびっくりさせてくれたOfficial髭男dismにインタビューしました。
彼らはこれまでの作品の取材の度に、一貫して「国民的バンドになりたい」と目標を掲げ、「自分たちが聴きたい音に手を伸ばすこと」を「孫の手」に喩え、リスナーの心に寄り添う様を「あなたの人生とタイアップ」と表現してくれていたのですが、全てのビジョンに力強く近づいています。
国民的存在を目指しているバンドによる、あなたの人生とタイアップするはずの、痒いところに手が届きまくる孫の手ミュージックは、どのようにして完成したのか?
藤原聡(Vo・Key)、小笹大輔(G・Cho)、楢崎誠(B・Cho)、松浦匡希(Dr・Cho)が語ってくれたインタビュー記事は、ロッキング・オン・ジャパン6月号に掲載していますので、ぜひ読んでください。

ところで……先述のシングルにも収録されている“ノーダウト”は、フジテレビ系で月曜日の夜9時に放送されているドラマ『コンフィデンスマンJP』主題歌です。
何処となくラテン風味が漂う独特な雰囲気なので、印象に残っている人も多いのでは?
イントロも秀逸なのですが、制作エピソードを記事のスペースの関係で掲載できなかったので、この場を借りて紹介させてください。
多彩な要素を自分たち流に採り入れる味付け上手なOfficial髭男dismらしいエピソードだと思います。(田中大)

藤原「このイントロ、最初はいきなりラテンのピアノのフレーズから始まってたんですけど、『もっとパンチが欲しい』っていう話になって、『パンチってなんだろう?』ってすごく考え続けてました。
インストアライブをたくさんしていた時期の制作だったので、大変だったんです。
広島のカラオケ屋さんでアレンジした時、最終的に採用したイントロが出てきたんですけど、それが深夜2時頃。でも、一緒にいた楢ちゃんも僕も眠くて」

楢崎「もう何を聴いても『わかんない……』っていう状態だったんですよね(笑)」

藤原「本能に身を任せて弾いて、聴いてみて、『どう思う?』って訊いても、『わかんない……』と(笑)。
でも、締め切りなので送りました。そして、よく休んでから聴いてみたら『めっちゃパンチがある!』と思って、スタッフも『いいね! いいね!』って言ってくれました。
本能のままに絞り出したイントロなんです」

楢崎「この曲は最初の部分だけテンポが少し速くて、ティンバレスが入ったところで本来のテンポになるんですよ」

藤原「頭だけBPMを6上げてます。なぜなら同じテンポにするとピコ太郎さんの“PPAP”っぽい印象になるんですよね。
そういう細かいところにこだわる大切さの勉強にもなりました」
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