草野マサムネや向井秀徳をはじめレコメンドの声が後を絶たない新世代オルタナシンガー=カネコアヤノ。
4月にリリースされた最新アルバム『祝祭』を切り口として、彼女にJAPAN初インタビューを敢行!
歌や音楽と「日常」の間に一切のハードルを設けることなく、生活の中のふとした瞬間のきらめきも葛藤も鮮やかに活写していく詞世界。
「シンガー」というカテゴリーに括りようのない、感情がそのままメロディを持って鳴り渡っているような歌声。
到底歌なんかになりようもない日常風景も、なかなか捨てたもんじゃない――。彼女の歌を聴くと、1曲ごとにそんな新鮮な気持ちになる。
そんな気持ちをなんとか形容したくて、「炊飯器の蓋を開けて炊きたてのご飯に出会うような気持ち」とおよそ音楽インタビューらしからぬ言葉で伝えたら、一瞬の爆笑の後に「それ、めっちゃ嬉しい!」とこの日一番の眩しい表情を見せてくれたのが印象的だった。
彼女の歌にはなぜそんな奇跡が宿っているのか。
そして、彼女の歌も佇まいも、いわゆる「女性シンガーソングライター」とは明らかに一線を画した空気感をまとっているのはなぜか。
そんなカネコアヤノという存在の新しさと異質さの核心に迫ったインタビューになったと思う。6月30日発売の『ROCKIN’ON JAPAN』8月号をお楽しみに。(高橋智樹)
カネコアヤノ、JAPAN初登場! 「歌と日常が響き合う奇跡」について考えた
2018.06.08 21:03