とりわけ表題曲の“存在感”は、KREVAがシビアな自己批評を彼自身に突きつけたと思えるような、ある意味ショッキングなリリックを持つ一曲なのである。
そこで、KREVAに『存在感』の真意を問うべくインタビューさせてもらったのだが、こちらの想像を越えてさらにシリアスな話題になり、ちょっと驚いてしまった。
アーティストとして直面した問題を赤裸々に語り、そして彼は『存在感』という作品を生み出すことで、その問題を乗り越えてみせた。
挑戦と発明を繰り返してキャリアを築くKREVAの、最新フェーズに相応しいインタビューになったと思う。
シリアスと言いながら、笑えるエピソードトークも連発だ。
ソロとKICK THE CAN CREWの二足のわらじで走る今のKREVAは、これまでとはまた違う凄味を感じさせている。
そのあたりの話もさせてもらった。極端から極端へ、とんでもない振り幅の表現レンジで活動する姿勢が、8月31日の「908 FESTIVAL
2018」と翌9月1日のキックのワンマンにも表れるのではないだろうか。
インタビュー記事は、7月30日発売の『ROCKIN’ ON JAPAN』9月号に掲載予定です。お楽しみに。(小池宏和)