今年の夏にリリースされた2ndフルアルバム『ふたりでいたい。』を引っ提げたツアーファイナルをO-EASTで観た。
アレンジャーを迎え入れることでさらに音楽の幅を広げた今作の楽曲たちをメインに据えたライブは、とても洗練されていて観応えが増していた。ただがむしゃらに想いを伝えればいいということではなくて、日々抱くそれぞれの感情にぴったり寄り添えるように、さまざまな表現方法で1曲1曲を丁寧に届けていく様がかっこよかった。「応援したい」バンドじゃなくて、「ついて行きたい」と思わせるバンドに進化していってるなと感じた。
そう思ったからなのか、アンコールの“憧れとレモンサワー”の大合唱はいつも以上に感動的だった。(有本早季)
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なきごとのバンドの表現力と信頼感が増していると感じた、「ふたりでいたい。」ツアーファイナル
2024.12.02 09:20