すでにMVが公開され、大きな話題となっているyonigeの新曲“リボルバー”。
ギターサウンドに漂う不思議に心地好い倦怠感は、yonigeならではの叙情性を浮かび上がらせて、特に夏のことを描いた楽曲ではないのに、この季節だからこその切なさを感じさせてくれます。
《永遠みたいな面した後/ふたりは別々の夢を見る》なんて、牛丸ありさ(Vo・G)にしか描けない歌詞だと思います。
夏だからと、妙にアッパーな楽曲ではないのもいい。
そんな“リボルバー”について、牛丸とごっきん(B・Cho)のふたりにインタビューしました。
楽曲の内容を中心に話を訊こうと思っていたし、もちろんそのあたりもバッチリ語ってくれたのですが、牛丸は実は、昨年リリースした1stフルアルバムの制作以降、「曲作りが面白くなくなってしまった」と言い、それを乗り越えられたのが、ある意味この“リボルバー”だったという話は、かなり驚きでした。
でも、そんな迷いや逡巡を経ての1曲だったからこそ、“リボルバー”という、嘘のない言葉で綴られた、とてもyonigeらしい力みのない上質なロックミュージックが完成したのだと思います。
とてもいい曲。そして曲ができあがるまでの背景を知ると、余計にこの曲が好きになるはずです。
7月30日発売の『ROCKIN’ON JAPAN』9月号を、ぜひチェックしてみてください。
その“リボルバー”ですが、この夏、フェス会場限定で、フィジカル作品がリリースされることになりました。
ROCK IN JAPAN FESTIVALでも販売されるので、会場に足を運んだ方は、ぜひゲットしてください。(杉浦美恵)
yonigeの最新シングル『リボルバー』がフェス会場限定でリリースされます!
2018.07.27 16:24