Ivy to Fraudulent Game、9月26日にメジャー1stシングル『Parallel』をリリース!ということで、改めて4人全員インタビューを敢行。
切実に張り詰めた美しさ、痺れるようなカタルシス、聴く者の衝動と焦燥を突き上げるダイナミズム――全方位的に凝縮されたIvyの魅力が、初期のギターロック的なシンプルさの中で鳴り渡っている表題曲“Parallel”。
ロックの緊迫感とカオスとストイシズムの高純度結晶のような楽曲を響かせながら、Ivyという音楽が同時にダイレクトな訴求力を持ち得ているのは他でもない、お互いがバランスを取り合うことなく轟々と渦を巻く「カオス」と「ポップ」の熱量ゆえである――という彼らの在り方が、ソングライター=福島由也(Dr・Cho)はじめ4人の発言によって明快に浮き彫りになったと思う。
一方で、今作には初めて寺口宣明(Vo・G)が詞曲を担当した、穏やか風の吹き抜けるポップナンバー“sunday afternoon”も収録。寺口自身は「聴き手を選ぶ曲」と話していたが、Ivyの音楽が新たな表情を獲得する上で重要なトライアルだし、さらなる革新の季節の真っ只中に4人がいることも窺えた。Ivyのインタビューは9月29日発売の『ROCKIN’ON JAPAN』11月号に掲載!(高橋智樹)
Ivy to Fraudulent Gameが語る、最新シングル『Parallel』のカオスとポップの位置関係
2018.09.26 18:53