LiSAの2万字インタビュー。「私には何もあげられるものがない」と思っていたLiSAは、なぜ、そしていつ「こんな幸せ」に気づくことができたのか?

LiSAの2万字インタビュー。「私には何もあげられるものがない」と思っていたLiSAは、なぜ、そしていつ「こんな幸せ」に気づくことができたのか?
大きな反響を頂いています。ありがとうございます。

何より、自分の半生を、包み隠さず赤裸々に、言葉を選びながらも何一つごまかすことなく真摯に語ってくれたLiSA自身に、深く感謝しています。

LiSAの歌や佇まい、あるいはライブ中に語るMCのひとつひとつに至るまで、LiSAにはどこか過剰なところがあるとずっと思ってきました。
そして、そこにはどんな理由があるのだろうかとーーもっと言うと、その「理由」こそが、あの向こう見ずなまでに激しくて刹那的でたまらなく美しいパフォーマンスを形作っている「理由」になっているのだろうと、そんなふうに思ってきました。
あのようにしか歌えない、あれほど激しく衝動的にしか歌うことを知らない、そういった振る舞いしか知らないLiSAという人の半生。
それは、とても切実で、切なくてどこか悲しく、その分いつも懸命で、そしてあえて言うなら、誰よりロック的なものだったのだろうと確信していました。
LiSAの音楽、その歌の根底にあるものを知るために、広く知ってもらうために、今回の2万字インタビューは念願でした。

LiSAもその旨を深く理解してくれて、2時間以上の長い時間を使って、すべてを話してくれました。
時々涙を流しながら、その生き様を通して抱えてきたものに向き合いながら、大切な話をしてくれました。

これぞ「2万字インタビュー」というテキストになっていると思います。
大きな円環を回るようにして過ごしてきた歳月、そして現在地、その胸中をじっくりと読んでほしいです。

最後に、このインタビュー記事の始まりは、この写真じゃなくてもまったく問題なく成立していたと思います。
でも、テキストを編集していく中で、笑顔のLiSAから始まって、このインタビューを読んでもらうことでこそ伝わる物語があると感じました。
そんなことも感じながら読んでもらえると嬉しいです。(小栁大輔)
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