ポップの革新性に満ち溢れた『replica』のDisc1を中心に据えながら、誰もが聴きたいヒット曲・代表曲を余すところなくカバーするその構成は、アルバムコンセプトそのものでありながら、エンタテインメントとして極上で破格で規格外だった。
光の洪水の中、ポップアップリフターから不遜な佇まいで登場するクールなオープニング、そこからの1時間40分はMステで公開された様にメインステージ、ランウェイ、サブステージの三拠点を絶えず行き来しながら目眩く様なスピードで進んでいった。
それはポップが濃密に凝縮された至福の音楽体験だった。
（海津亮）
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