これまでも最強の時期を迎えては、その最強を更新するためのメスを自分たちに躊躇なく入れて、新たな最強のSEKAI NO OWARIを引きずり出すことを繰り返すことで生まれてきた無数の名曲たち。
最新アルバム『Nautilus』だけにこだわらずに(もちろん『Nautilus』も含めて)、それらの楽曲すべてと向き合った上で今聴かせるべき曲たちをふんだんに散りばめたヤバすぎるセットリスト。
それを今回のツアーの特別なバンド編成に合わせて大胆にリアレンジ。
そこに異空間なのにオーディエンスが主役になれるSEKAI NO OWARIにしか作れない演出の掛け算、それを完璧に活かす緻密な照明や映像の掛け算、さらにそれぞれの紆余曲折を経て今やたらと絶好調な4人のパフォーマンスの掛け算!
初日を迎えるまでたくさんの危機を乗り越えたそうだが、ここまで高いところを目指せばそりゃそうなるだろう。
チーム全体のこのツアーにかけるただならぬ思いがこもった凄まじい濃度のエンターテイメントだった。
このツアー「深海」のことは、これから何度もJAPAN誌面に書いていくので具体的なことは控えますが、とにかく最強でした!(古河晋)
『ROCKIN'ON JAPAN』4月号のご購入はこちら