ズーカラデルの最新曲”バードマン”は何気ない日常からも確かな希望を掬い上げる──吉田崇展が語る自分と世界、バンドと未来

ズーカラデルの最新曲”バードマン”は何気ない日常からも確かな希望を掬い上げる──吉田崇展が語る自分と世界、バンドと未来
いつだってグッドミュージックを追い求めてきたバンド・ズーカラデルは、2017年にリリースした自身の代表曲“アニー”の中でこう歌っている。


《泥だらけの世界を歌え》
《僕らの世界を歌え》
《取るに足らない日々の中で 出会ったものを歌え》

吉田崇展(G・Vo)は、この世界に絶望……とまではいかずとも、自分と世界の不一致についてとりわけ深く考え、それでも日常を、生活を歌にすることで輝くはずの希望を掴み取ろうとするソングライターだ。
インタビューの中でも「ずっと『生きづれえな』とか、誰のせいとかでもなくシンプルに『合わないな、世界』とは思うし」と明かしてくれた。


最新曲”バードマン”の主人公は、《イヤホン》から流れてくる音楽に《真実の愛とか掴んで見せて 私の代わりに》と一縷の願いを託す。
自らが奏でる歌が、そんな歌でありたい──セルフライナーノーツで「なんか世界で一番いい曲つくりたいなあ」とつづった吉田は、音楽と、そして音楽により巻き起こるありとあらゆる可能性と真っ向から向き合い、楽曲タイトルが示すように、そしてMVでも描かれているように、地に足をつけながらも最高到達点へと飛躍するように今作を作り上げた。

“IN THE SKY”でも”FLY AWAY”でもなく、どこか情けなかったり、かっこ悪かったり、それでもちゃんと、地に足をつけて歩き続ける人間の願いを乗せて。
そんな今作に込めた思いや2025年に結成10周年を迎えるバンドについて、そして描く未来について、吉田に語ってもらった。インタビュー後に撮影させてもらったオフショットでは、先ほどまでの真剣な眼差しはどこへやら、全力でユニークなポーズを披露してくれた。

バンドの個性が存分に詰まった特集は、rockinon.comにて公開中。ぜひご覧ください。(橋本創)

【インタビュー】ズーカラデル・吉田崇展はなぜ今「世界でいちばんいい曲つくりたい」と願うのか。10周年を前に振り返る歩みとプリミティブな新曲“バードマン”のすべて[PR]
3月にリリースしたアルバム『太陽歩行』以来となるズーカラデルの新曲“バードマン”が到着した。ギターを構えた吉田崇展(G・Vo)が絶妙な表情でワイヤーに吊るされたジャケットからして最高なこの曲は、チョイスしたワードからもサウンドの方向性の面からも、2017年のヒット曲“アニー”を思い起こさせる。…
【インタビュー】ズーカラデル・吉田崇展はなぜ今「世界でいちばんいい曲つくりたい」と願うのか。10周年を前に振り返る歩みとプリミティブな新曲“バードマン”のすべて
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