アメリカから今日帰国した。大量に積み上げられたデスクの書類に愕然としたが、逆に気合いも入る。三連休も取材やらライブやらでバタバタだけど、こうして日本のロックは日々動き続けているのだ。
一方、海の向こうアメリカのロック事情。宿泊していたホテル周辺が本当に何にもなくて、取材以外はほぼ音楽とは無縁な滞在だったのだが、唯一本場のロックのスケールを感じれたのは、そのスタジオ環境の素晴らしさを目の当たりにしてである。
写真はFACTのプロデューサー、ELVIS所有のハウス・スタジオから撮った写真。なんと目の前がプライベート・ビーチになっている。もちろん単なる海沿いのスタジオっていうわけでもなく、中は中で凄まじい値段と思われるギターや機材がゴロゴロ置いてあるわ、ミュージシャンやスタッフ用の宿泊部屋が何部屋も完備されてるわ、おまけにハウスキーパーもいるわで、とにかく至れり尽くせり。もともとはELVISの親戚が住んでいた家を増改築したらしいのだが、こんな環境で仕事ができるミュージシャンは最高だと思う。
取材後みんなで夕飯を食べに行った時、「すんげえスタジオだね」とELVISに言ったら「ん? 普通だよ。こんなもんじゃない?」とさらっと返された。これが普通? やはりそのスケールは尋常じゃない。(徳山)