GENERAL HEAD MOUNTAINのアルバム『深まる日々に、微笑みを。』は、桜の季節がよく似合う。なんとなく冬のイメージを抱いていただけに、ちょっと意外な気がした。
先週、メジャー初となるアルバムのツアーファイナル@代官山ユニットを見ながら思った。まだ、桜は咲いておらず、黄砂と花粉が猛威をふるっていたが、会場内は、ジャケットに描かれた美しい花がほころんでいた。
北風と太陽ならぬ、木漏れ日と暴風みたいな二面性がさらに炸裂して驚いた。
一曲目“手紙”で、松尾(Vo・B)は、いきなり、フロアに向かって手を伸ばしていた。届けたい、届け、という気持ちが、全編通して素直に弾けていた。これからいくつかのイベントも決まっていて、だからこそ面白いことになりそうだ。(井上)