いいライヴだった。
２日前に突然、解散を発表したGENERAL HEAD MOUNTAIN。ラストツアーの初日＠青山　月見ル君想フ。

SEの間、松尾はステージに掲げられた大きな月を、じっと見上げていた。そして、深くうなずいて、一曲目の演奏が始まった。

カオティックに疾走するライヴで馴染み深い楽曲と、新作『バタフライエフェクト』からの風通しのよいキャチーな楽曲とが混じり合い、フロアはこぶしを振り上げて応える。

本編最後の曲の前に、「俺がこんなこと言えるようになったとは…本当に素晴らしい日々でした。ありがとう」と松尾は短く言った。
アンコールの、泣き笑いが混じったシンガロングと手拍子を、三人は嬉しそうに受け止めていた。

３月まで続くツアーの、とてもよい幕開けだった。
(井上)