完成、解散、青い空。

という暗号みたいなメッセージともに、GENERAL HEAD MOUNTAINの解散が発表された。

これまた寝耳に水な話だ。
1月14日からスタートするツアー「音楽家とバタフライ」をもって解散するという。
明確な理由は告げられてはいないが、インディー時代も含めて11年。３人の中で色々な物語があったのだろう。


11月にリリースしたアルバム『バタフライエフェクト』は、外部プロデューサーを大々的に起用した転機作で、インタヴューした時は松尾も大きな達成感を感じていたようだった。
CDを探していたら、2007年に出版された松尾昭彦の詩集が出てきた。

「僕はどうしようもない気持ちになって
取り敢えず進化する事を決めた」

と表紙に書いてあってびっくりした。

彼はいつもそんな心持ちでもって人生を踏み出しているのかもしれないし、今回もきっとそんな気持ちだったのだろう。

最後となるツアーで、バンドが羽ばたく姿を見届けたい。
（井上）