月曜日に渋谷で開催されていた、UNCHAINの「プレミアム・アコースティック・ライヴ」。UNCHAINは普段のライヴはアグレッシブに攻めるけど、あんだけキレイな声とメロディを持っているバンドなわけで、こういう企画もこれまでは記憶にないし、最高間違いなし！と意気込んで観てきた。

で、期待通り最高だったんだけど、演出がもう、期待を遥かに超えて悶絶級に気合い入ってた。ステージの上には、赤いソファとペルシャ絨毯。メンバーは全員スーツ着用。しかもエグザイルみたいな着崩しじゃなくて、アメリカ映画のダンスパーティーのバンドみたいなカッチリ感。そのうえステージバックの幕も真っ赤で、もう１mmの迷いもないクリスマスがステージに出来上がっていた。

曲は古いものから新曲まで取り混ぜて、でも日本語曲はちょっと少なくして、アレンジの意外さやメロディ本来の良さでぐっと引きこんでいく面白いセットリスト。途中、カヴァー曲もいくつか入るんだけど、思いっきりベタに"White Christmas""クリスマス・イブ""All I Want For Christmas Is You"っていう選曲がよかった。まさか、あのシャイな谷川が、ステージから降りてマライア・キャリーを熱唱する姿を見る日が来るとは思わなかった！

しかし、この前のワンマンも含めて、最近のUNCHAINのライヴは本当に楽しさのスケールが大きくなっている。年末のCOUNTDOWN JAPAN（出演は２９日！）でもその勢いが炸裂するはずで、僕はちょっと今からうずうずしている。写真はライヴ後に配られたバンドからの「おみやげ」。箱の中に３枚入っているクッキーには、それぞれ「UN」「CHA」「IN」と書いてあります。あ、あと、３月２３日に「コンセプチュアル・ベストアルバム」がなんと２枚同時リリース決定！　「ROCK SIDE」「SOUL SIDE」のそれぞれで、まだ収録曲は未発表。これも楽しみすぎる！（松村）