11日の土曜日に行ってきた、マスドレことMASS OF THE FERMENTING DREGSのツアー追加公演@渋谷クアトロ。
10月22日に突然発表された、ギター石本知恵美の脱退。それから約2ヶ月、彼らは今日のワンマンをゴールにして、3人で走り続けてきた。だからこそ、最高のライヴを!という気迫でいっぱいの、マジに最高のステージだった。
轟音と絶叫で空間を塗り潰していく彼らのステージ上で、彼女のギターはいつも最高にカッコよかった。鋭角に斬り込んでくるリフのパワフルさも、ギターソロの切なくて鮮やかなメロディラインも、まるでギターが歌ってるみたいだと思ってた。それがなくなっちゃうのは、正直まだ、うわーもったいねえー!としか思えない自分がいる。
でもセンチメンタルな気持ちをぐっとこらえて、笑顔いっぱいで演奏してる3人を観てたら、それぞれが次へ進む覚悟を決めてるのも、痛いほどわかった。
終演後の会場には、チャットモンチーのえっちゃんとあっこ、キューミリの卓郎、バックホーンの栄純、将司、光舟、それにJEEPTAのメンバーなど、たくさんのミュージシャンが集っていた。ほんとに愛されてるバンドなんだよなあ、と今更ながら痛感した。
きっと、次にマスドレのステージを観るときは、絶対にまた新しい形で、僕らをあっと言わせてくれるんだと思う。今はそれを楽しみに待ちたい。(松村)
マスドレ、現メンバーでのラストライヴ!
2010.12.13 11:29