椿屋四重奏、最後のインタヴュー

椿屋四重奏、最後のインタヴュー

椿屋四重奏、最後のインタヴューを行った。

解散発表を受け、今月号JAPANのSCENEで中田裕二のコメントをもらったが、直接対面で話を聞きたかった。
これが椿屋としての最後のインタヴューかと思うと身が引き締まる想いだったが、本人は思いのほかすっきりとしていた。それがホッとしたような、少し寂しいような気持ちになった。
でも話を聞いているうちに、色々なことが、すとん、と腑に落ちた。
発売は次号、2月末号だが、早くファンのみんなに伝えたい。

ちなみに、3月23日にベスト・アルバムとDVDがリリースされることが今日発表された。 詳しくはニュースを見てほしい。
こういう時期に聴くベスト盤って微妙だし、そもそもベスト盤というもの自体があまり好きじゃないんだけど、このベスト・アルバムは素晴らしいと思った。
“小春日和”も、“マテリアル”も、答えや夢を求め、手をのばしてあがいているその姿が椿屋そのものなんだなあ、という事実が伝わってきて、ぐっとくる。 一見、わかりづらい椿屋というバンドの理想や夢がとてもわかりやすく見てとれるのだ。
この音源を聴きながら、初めて、「解散」という事実が実感として沸き上がってきた。
“嵐が丘”や“君無しじゃいられない”が入ってないのは残念だけど。

あと初回限定に入っている、デビュー前の自主制作音源を集めた“雑録十撰”。生々しすぎて、自由すぎて、青すぎて、まぶしい。
インタヴューでも、この音源の話で盛り上がった。
帰り際、中田は「しばらく一般人に戻ります」と笑いながら去っていった。 (井上)
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