Prague、佐藤タイジと共に歌う

Prague、佐藤タイジと共に歌う

下北沢シェルターで、Pragueの企画ワンマンライヴを観た。

Pragueといえばスリーピースの可能性を突き詰め、独自のグルーヴを追求してきたバンド――ではあるのだが、
今日のライヴはそんな彼らにとって大きな挑戦だったはず。
なんとゲストに楢原英介(VOLA & THE ORIENTAL MACHINE)と佐藤タイジ(THEATRE BROOK)を招いて、数曲セッションするという企画。

キャロルキングの“IT'S TOO LATE”を佐藤タイジと共に歌い、
アンコールでは楢原のバイオリンと佐藤のギターを含む5人編成でPragueの“バタフライ”を演奏してみせた。
ソリッドかつグルーヴィなバンドサウンドにさらなる厚みと色彩が加わり、「あ、Pragueの曲ってこんなふうに料理もできるんだ!」という新鮮な驚きの連続。
そして佐藤タイジというあまりに強烈な存在感を放つフロントマンとプレイするということは、厳しい言い方をすればPragueの未熟さをあらわにすることにもなるのだけれど、それを受け止め、全身全霊で楽しむ3人の姿は頼もしく感じられた。本当にこのバンドは今、とても開かれていると思う。

リリースしたばかりのミニアルバム『花束』の曲も開放感があり、中でも“ナイトフライト”の壮大さはすごくよかった。
しかも、また一段とストレートにタフになった新曲も披露! イントロの時点で私は思わず、キタ! と唸ってしまったのだけど(笑)それくらい勢いがあって新鮮で、しかもPragueらしいフックも効いている曲。まだまだ進化は止まらないみたいだ、今のPragueは。(福島)
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