Vampilliaが今度はイタリアから

Vampilliaが今度はイタリアから

28日(土)、渋谷O-NESTにて赤い公園がマット・エリオットの来日公演に出演、と昼間ブログで書いたが
http://ro69.jp/blog/japan/51812
そこに出演するもう一つの奇才がVampillia。

大阪で活動中のバンドなのだが、そのサウンドも、バンドの佇まいも、鬼気迫るものがある。
「ゲスボイスひりだす世界で一番不細工な堕天使系ロックスター」サイキック山梨、「デスボイスにガテン系で実はナイーヴなキコリ」の恋織モンゴロイド、「オペラボイスに大体不詳鬼畜超獣」Velladonという3人のヴォーカリストに3人のストリングス隊、ツインギター、ベース、放送局(DJ)ら11名の自称「ブルータル・オーケストラ」。
スワンズのジャーボー(Vo)やmerzbowも参加した戦慄のファースト・アルバム『alchemic heart』が2月に米Inportant Recordsから世界同時発売されたばかりだが、
今度はイタリアのCODE666より24曲25分の極速アルバム『rule the world=deathtiny land 』をリリース。
「X JAPANに憧れたメキシコ産グラインドコアバンドが南米地下レーベルからリリース!」というコンセプトで当初、制作されていた本作だが、途中で、バンド自身がそれほど深くX JAPANを知らなかったことに気づき
「メキシコ」と「X JAPAN」に思いを馳せながら作った作品だという。
なんじゃそりゃ。
と、話だけ聴くと思うのだが、サウンドには有無を言わせぬむ迫力と美意識に貫かれている。流麗なクラシックかと思いきやデスボの豪雨やエキセントリックな鳥獣のごとき悲鳴が降ってくるからご注意を。
(井上)
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