dry as dust@シェルターワンマン

dry as dust@シェルターワンマン

7月にアルバム『ノンフィクション』をリリースしたdry as dustのワンマンライヴを観に
下北沢シェルターに行ってきた。まず、こんなに土臭く、男臭いバンドだったんだ!という驚き。
もちろん、彼らのバンドアンサンブルが繊細で美しいだけじゃなく、
野蛮さや猛々しさも兼ね備えているのはわかっていたけど、これほどだったとは。
ノイジーで浮遊感のあるアレンジのギターロックは、普通どこかファンタジックになりがちだけど、
彼らの場合それがファンタジーに行かず、あくまでも「日常」を強く想起させるリアリティがある。
だから北海道出身の彼らが、一見音楽性は違えど、
同郷の先輩であるeastern youthやbloodthirsty butchersから大きな影響を受けているというのには納得がいく。そして、今日のライヴを勢いづける突破口となっていたのが『ノンフィクション』からの曲だった、
というのは大きな収穫だろう。
特に本編ラスト、CDでも参加しているアチコをゲストに招いての“手、掴む 音と音を”はやばかった!
一瞬で目の前を真っ白に漂白したと思ったら、
次の瞬間にはそこを様々な色で染め上げる。
そんなドラマティックな展開が繰り返されて、クラクラするほど眩しかった。
これだけのテンションの高まりは、個人的には彼らのライヴで始めて感じた。
バンドはまた今新たな殻を破って、
またひとまわり大きくなっているところなんだろう。
彼らの場合、曲がシンプルにそぎ落とされていくほど、表現の幅や武器が増えるように思えるのが面白い。
これからも目が離せなさそう。(福島)
ROCKIN'ON JAPAN 編集部日記の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on