ロンドンをベースに活動する日本人4人組、Bo Ningen。本誌の井上コラムでも取り上げていたが、彼らのライヴを観てきた。ギターウルフやN'夙川BOYS、Psysalia Psysalis Psycheらも出演したイベント「STYLE BAND TOKYO 2012」@クラブエイジア。
熱気むんむん、いっぱいのオーディエンスの前で、Bo Ningenはどごでもまっすぐなパフォーマンスを見せた。去年の1月にも観ているのだが、そのときよりも見えている景色がよりはっきりとした輪郭をもって、クリアに描き出されている感じがした。サウンドは粘っこいサイケなのだが、伝わってくるものは意外なほどストレート。Taigen(Vo・B)は「みんなが日常を取り戻せているのかは分からないけど、僕たちにとってライヴは日常です!」と言って“Nichijou”という曲をやった。どろっどろでぐっちゃぐちゃの「日常」をまっすぐに歩く、Bo Ningenはその簡単なようで難しいことを真剣にやっているバンドだ。おもしろい。
写真は12月に日本でリリースされたEP『HENKAN』。(小川)