スペシャ列伝モンスターロックの宴を観た!

スペシャ列伝モンスターロックの宴を観た!

昨年、ONE OK ROCK 、EGG BRAIN 、 Fear, and Loathing in Las Vegasの3組が出演し大熱狂に終わった「スペースシャワー列伝 モンスターロックの宴スペシャル」。今年はlocofrank、MAN WITH A MISSION 、SiMという、2012年絶対に見逃せない3組を迎えて今夜、クアトロで開催された。

トップバッターのSiMがスタートするや否や、「こんなに苦しいの久しぶり!」と思うくらい、超満員のクアトロはものすごい熱気で酸欠状態! 楽器を振り回し、自らも激しく動きまわるのにビクともしない演奏陣の破格のタフネスと、ヴォーカル・MAHの扇動的なパフォーマンスは、もはや無敵感すら漂う。今のSiM、ヤバイ。
5月2日にはミニアルバムもリリースする彼ら、今年、さらに化けること間違いなし!

続くlocofrankはパンク兄貴の風格漂う余裕のステージ。鉄壁の3ピースは圧倒的だし、そこから零れ落ちてくる美メロに拳を突き上げながらも酔いしれるしかなかった。「初めて観る人?」とアウェイ感たっぷりなMCをしながらも、最終的に全部を持っていってしまうのは、さすが。

そしてラストはMWAM。新旧を横断する目まぐるしい展開のセットリストにフロアは翻弄されっぱなし! 4日にドロップされるシングル“distance”も早速披露したが、音源の雰囲気を残しながらも、かなり筋肉質でヘヴィなアレンジになっていて、痺れた。特にカミカゼ・ボーイのベースが格好よすぎる!
もはや彼らのライヴにフロアが「上がらない」時が無い状況にもかかわらず、更なる先を目指す、バンドのストイックな姿勢も垣間見えたし、今後も確実にこのシーンを侵食し続けるモンスターであることを改めて感じた。

とにかく今日のイベント、最初から最後までアツかった! 今年は昨年にも増してラウド、パンクの新世代が次々とシーンの先頭を走って行きそうな、そんな期待と予感を感じずにはいられない時間だった。
2012年、このシーンから目を離すな!(中村)
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