小沢健二を観た


東京オペラシティコンサートホール、タケミツメモリアルで行われている
「東京の街が奏でる」に行ってきました。今日は第七夜。
全12公演なので、ちょうど折り返したところですね。
毎回、違ったゲストが登場して前説を行なっているのだけど、
今日はクラムボンの原田郁子でした。
アンコールで一緒に“ぼくらが旅に出る理由”をやって、
終わったらオザケンにハグされて、
逃げるようにステージから去っていきました(笑)。
ちなみに初日の3月21日はスチャダラパーのBOSEで、
3月30日の第五夜はチャットモンチーのふたりだったようです。

セットリスト…はまだ公演が続いているのでやめときますが、
まあ、もちろんみんなが期待している曲はやるし、新曲もふんだんに。
でもそれよりも驚いたのは、小沢健二その人の存在がものすごく軽やかだったこと。
曲を演奏する合間合間にモノローグが挟まるコンセプチュアルな構成だし、
オザケンが真ん中でギター(ほぼアコギ、“ある光”やったときだけエレキ)を弾き、
あとはベースの中村キタローとコーラス/パーカッションの真城めぐみ、
そして弦楽器のカルテットという、まあ変わった編成のバンドだし、
視覚演出なども含めて単なるコンサートというより
ある種のインスタレーションに近いショウだと思うんだけど、
歌っているときのオザケンは、一昨年観たときよりもオザケンでした。

写真は会場で配られていた、現在全国巡回中の展覧会「我ら、時」のチラシ。
今週末からは仙台。(小川)
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