いやあ、面白かった！生“病めるアイドル”。
“病めるアイドル”本人だけど踊ってみた、動画もかなり癖になる面白さだが、↓
痛々しさと馬鹿馬鹿しさと恥ずかしさと、それを通り越して一緒に踊りたくなるダイナミズムは、ライヴだとひとしお。ぜひ、生で体験してほしい。
と、６月２０日のシングル発売日に行なわれた「病めるアイドルを探せ！ツアー」@渋谷 CLUB QUATTROを観て思った。
AYABIE、真空ホロウとの異種格闘技的イベント。フロアが全員参加できるように、曲に入る前に振り付けを丁寧に教える体操のお兄さんのようなフレンドリーさと、相反するハードロック直系のサウンドが、キャッチーな歌メロにのって降り注ぐAYABIE。アーバンと表現は真逆ながら、闇にポップな光を当てる、という本質は共通する真空ホロウ。そしてアイドルと化したアーバンギャルド。と、会場はまさにカオスだった。

「ロックとアイドルは結果的に統合する」と言い放ち、その進化に自らダイブするアーバンギャルド。批評しながら、常に当事者であるスタンスは相変わらず先鋭的で素晴らしく、アイドル的な自己紹介など爆笑。終演後は握手会を行なっていた。少女論を、自らアイドルになることで、肉体化する今のアーバンギャルド、かなり面白いことになっている。
６月30日発売のJAPANでもインタビュー掲載！
そして、７月３日から始まる病めるアイドル五番勝負も楽しみだ。売り切れ会場も多いので、お早めに。
ステージで装着していた猫耳姿のよこたん、写真に撮り損ねた。残念。(井上)