昨日、デビューミニアルバム『ひらがなで、もらすぱ。』をリリースした東京・立川を拠点に活動する4人組=The モラトリアムスパゲッチーズ。「RO69」のアマチュア・アーティスト・コンテスト「RO69JACK 2011」で優勝、昨年のROCK IN JAPAN にも出演した彼らが、ついにデビューをはたした。
写真左から
アンラッキー☆五十嵐(B)
航(G)
将太(Vo・G)
小野(Dr)
という4人組。
前述したデビューミニアルバム『ひらがなで、もらすぱ。』、これがメチャクチャいい。
鋭く歪んだギターフレーズが印象的なロックンロール・ナンバーもあれば
ダンサブルで踊れるグルーヴィな楽曲も、
思わず口ずさみたくなるポップなメロディが詰まった楽曲もあるのだけれど、
その全てがしっかりと強度を携えたギター・ロックに昇華されている、ということに驚かされる。
JAPAN最新号に掲載されているインタヴューで
「まわりの大人たちに『そのコード変じゃない』とか言われてたららしく」と航が語っているのに象徴的だが、
どんなに突拍子もないアイディアでも、自分たちのアンサンブルに落としこめるセンスがこのバンドにはある。
曲ごとに表情を変えるサウンドそのものが、彼らのポテンシャルの高さを物語っていると思う。
『ひらがなで、もらすぱ。』、まだ聴いていない方はぜひチェックを。
プロデュースを手掛けたのはthe chef cooks meのsimoryo。(塩澤)