須藤寿と旅にでる夜

須藤寿と旅にでる夜

髭のフロントマン・須藤のソロプロジェクト=須藤寿 GATALI ACOUSTIC SET。
現在東名阪ツアー中で、青山CAYでのワンマンライヴを観てきたのだが、これがもうめちゃくちゃ伸びやかで自由なのだ。
GATALIのメンバーであるギター・長岡亮介(ex. 東京事変)とキーボード・gomes(FAB)に加わえ、今日はベースにケイタイモ(WUJABINBIN / ex.BEAT CRUSADERS)、ドラムに伊藤大地(SAKEROCK)を迎えたライブ。贅沢な演奏に乗ってハンドマイクで歌う須藤は生き生きと楽しそうだったし、髭の時とはまた違うナチュラルさがある。

リリースした1stアルバム『The Great Escape』の全曲披露+ユーミンやスパイダースなどのカヴァーもあり。
とはいえ曲数が多いわけではないので、2時間半のライヴの半分くらいは、ひたすら須藤がおしゃべりし倒すという謎のスタイル(笑)。
でもそれも許せてしまうというか、むしろそんな状況をお客さんは大いに楽しんでいる様子。いや、確かにユル〜い笑いどころ満載なんです。ミュージシャンの部屋に招かれたような、親密でリラックスした雰囲気が流れている感じ。

《あそびいこう》と歌いかけ、リスナーを日常生活からポーンと旅に誘うようなGATALIの音楽。
夢と現実の間をフワフワと浮遊するかのような、心地好さと戯れた夜でした。(福島)
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