The SALOVERS、ツアーファイナル!


アルバム『珍文完聞』を引っさげてのツアー、ファイナルは渋谷クラブクアトロ(古舘佑太郎は高校生のときまで「クラブキュータロー」だと思っていたらしい)でのワンマン。

ピアノ弾き語りをやったり、MCで談志師匠のマクラを完コピしてみせたり、今までのライヴでは見せなかった表情が新鮮。そういえば4人全員がステージで喋ってるのもあんまり観た記憶がない。

だが、それよりも何よりも、音が、曲が、伸びやかに成長を遂げていた。クアトロを埋めたお客さんと向き合って、堂々とコミュニケーションをしていた。ドラムもベースもギターも歌も、それぞれが意思をもってはっきりと響いてきた。

本編最後の“愛しておくれ”、今までは孤独の歌だと思っていたけど、むしろつながりを確かめ合うための歌だったんだな。(小川)
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