嘘つきバービーのラストライヴを観た!


既に10/30に(早い…!!)DVD化されることが決まっているので詳しいことは書かないけど、今日で解散、という寂しさが少し香りながらも、最後の最後まで自分たちの音楽を楽しく鳴らして、目の前のオーディエンスと感情を交わしあいたいという思いに溢れた、攻めのライヴだった。

メンバーは終始、絶好調。
ステージの幕が開いた一瞬で会場を怪しげな異世界に染め上げ、カオスで危うい衝動に塗れながらもどこかでふと達観しているような、不可思議で絶妙なバランスを持った演奏で場内を熱狂の渦に放り込む。
パンパンのフロアも、悲しみにくれたり思い出に耽ったりするわけじゃなく、一音も聴き逃すまいという緊張感と、とにかく今日を楽しみ尽くしてやろうという貪欲さで彼らに応えていた。

この世界をもう生で体感できないのかと思うと本当に惜しいけど、彼らの音楽はずっとありつづけて、これからも多くの中毒者を生み出しつづけるんだろうなあと思わされた、圧巻の一夜だった。(塚原)
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