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    長田進を観ました (兵庫慎司の「ロック走馬灯」)

    長田進を観ました (兵庫慎司の「ロック走馬灯」)

    昨夜、下北沢440で長田進を観ました。
    GRAPEVINEとのコラボで『JAPAN JAM』にも登場する、
    そして「長田進 with GRAPEVINE」でアルバム『MALPASO』を
    6月16日にリリースする、あの長田さんです。

    バインはじめ数々のバンドを手がけるプロデューサーであり、
    Dr.STRANGE LOVEのメンバーでもあり、
    佐野元春や奥田民生などで活躍してきたギタリストでもある方。
    私的には、初期GREAT3の作品、特に2nd『METAL LUNCHBOX』で、
    「なんてかっこいいギタリストなんだこの人は」と衝撃を受けた記憶が大きいです。

    この夜は対バン形式、長田進は弾き語りで登場。
    前半はひとりで、後半は「ゲストです」と、ヤンという
    男性シンガー&ギタリストを招いてのライブでした。
    何者か知りませんが、長田さん曰く、まだ学生だそうです。
    で、これから世に出てくるから注目しておいてください、
    みたいな紹介のコメントを、されていました。
    確かによかった。メロウだけどどっか乾いた、歌謡っぽい美しさじゃなくて
    大陸的な美しさを持つ、歌とギターを聴かせてくれました。
    覚えておきます。

    で、前半の長田進の歌とギター。
    私の持論。
    昔から、他薦も自薦も含めて、
    「日本のボブ・ディラン」という人は、いっぱいいるけど、
    「日本のニール・ヤング」と言っていいのは、
    遠藤賢司ただひとり。

    と、ずっと思い続けてきたんだけど、
    この日、初めて、「いや、ふたりかも」と思いました。
    声の出方、メロディの追い方、ギターの鳴り方、
    すべてがもう、しっぶい。そして、かっこいい。
    『JAPAN JAM』がさらに楽しみになりました。


    あ、「エンケン=日本のニール・ヤング」というのは、
    私が勝手に言っているだけです。
    ご本人はむしろ、ボブ・ディランからの影響の方を
    公言しておられます。


    写真、440の看板がうまく写らなかったので、
    代わりに、ライブのあと寄った店の看板。
    オーナーの方が描いたそうです。

    こないだジャパン編集部ブログで古河が
    「下北に行くといつも寄ってパスタを食べる」って
    書いてましたが、昨日は私、食べませんでした。
    レコードを漁って、2枚買って帰りました。


    なお、長田進、次回の440でのライブは6月1日。
    対バンで、バイン田中と高野勲のユニットも出るそうです。
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