ザ・クラッシュの解散から2年後、不器用なまでの正直さと率直さで語られたジョー・ストラマーのインタビューを掲載します

ザ・クラッシュの解散から2年後、不器用なまでの正直さと率直さで語られたジョー・ストラマーのインタビューを掲載します

デビューから45周年、初来日から40周年、そしてジョー・ストラマーの没後20年、
バンドとしてのザ・クラッシュの重要な節目がいくつも重なる今年/2022年。

そんな今年5月、ザ・クラッシュの1982年の名作『コンバット・ロック』の40周年・特別企画版がリリースされる。
本作は、
2nd『動乱(獣を野に放て)/Give 'Em Enough Rope』以来、
ダブ、ロカビリー、カリプソ、ラテンetcと「従来のパンク・バンド」の範疇を超える多彩な音楽性を追求してきた彼らが、
『ロンドン・コーリング(79年)』でバンドとしての創造力の頂点に立った後、発表した作品。
”ロック・ザ・カスバ”やステイ・オア・ゴー”などヒット・シングルが満載の本作は、
彼らが「ポップの普遍性」も手に入れたレベル・ミュージックの究極形で、アメリカでも大ヒット。
彼らのキャリア中最も大成功したアルバムであったと同時に、本作を最後にトッパー・ヒードンとミック・ジョーンズが脱退。
この数年後にザ・クラッシュ自体も解散した。
本作が彼らにとって「事実上のラスト・アルバム」になってしまったのは、
「運命共同体としての自分達=ザ・クラッシュに対し、あくまで正直であろうとしてきた」彼らだからこそ、
いつかは直面せざるを得ない自爆スイッチみたいなものだったと言える。

5月7日(土)発売のrockin'onに掲載されるジョー・ストラマーのインタビュー記事は、
ザ・クラッシュの解散から2年後に行われたもの。
父親になり、もう思春期ではない自分と、
表現者としての分岐点に立っている自分への「迷い」をジョーらしい不器用なまでの正直さと率直さで語っています。

82年にトッパーが薬物依存でバンドをクビになり、
83年にミック・ジョーンズまでバンドを追われ、、、
残りのクラッシュのメンバー2人(ジョー+ポール・シムノン)+他メンバー2人で編成し直した新ラインアップ=通称「クラッシュ・マーク2」についての「ジョーの懺悔・発言」の部分では、こらえきれずに泣いてしまった筆者、、、。

RO次号では他にも貴重な企画記事が掲載されます。ファンなら必読。
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