コックニーとは?

コックニーとは?


今世界で最も有名なコックニーといえばこの人=デイヴィッド・ベッカムなんでしょうが。

いわゆる「労働者階級のロンドナー」全部をコックニーと呼ぶわけではない。

★もともとは「ロンドンのシティ地区にあるSt. Mary-Le-Bow教会の鐘の音が聞こえる地域(つまりは東ロンドン近辺)で生まれた人々」、を指す。

なので、同じロンドン生まれでも、
南ロンドン出身のボウイや、西ロンドン出身のザ・フー、北ロンドン出身のジョン・ライドンetcは正確には「コックニー」ではない。


★「生粋のコックニー有名人」をざっと羅列してみると、

マーク・ボラン(ミュージシャン/T・レックス)
チャーリー・チャップリン(喜劇俳優)
シド・ヴィシャス(ミュージシャン/セックス・ピストルズ)
マイケル・ケイン(映画俳優)
テレンス・スタンプ(映画俳優)
スティーヴ・マリオット(ミュージシャン/スモール・フェイセズ)
ロニー・レイン(ミュージシャン/フェイセズ、スモール・フェイセズ)
ヘレナ・ボンナム・カーター(女優/監督ティム・バートンの奥さん)
バーバラ・ウィンザー(女優/BBCの長寿連ドラ『EastEnders』にもレギュラー出演している)
クレイ兄弟(60sスウィンギン・ロンドンを震撼させた東ロンドンのやくざ兄弟)

こんな感じ。
他にも沢山いると思うけど。


★因みに、男性が喋るコックニー訛りは「いなせ」というか、
ラフ&ストリート・ワイズな感じでなかなかイケるんですが、
女性が喋るコックニー訛りというのは、
どうも一般的に評判がよろしくないようで、、、。

筆者なども、たま〜に『East Enders』を観た後などコックニー訛りが感染ってしまい(ちょっと”はすっぱ”な感じで発語感がいい)、
英国人の友達と話したりするたびに「下品」「あばずれ女みたい」「一体どんな育ち方をした人なんだ?と疑われるから、やめなさいよ」と非難轟々のリアクションを受ける。

その人の喋る「アクセント」で家庭背景(つまり階級)や教育レベルetcまで判断される傾向がある英国で、外国人が気軽にコックニー訛りを真似るのはどうもヤバイようです。

気をつけなきゃ、、、。
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