『X・ファクター』も、『ブリテンズ・ゴット・タレンツ』も、『アメリカン・アイドル』も、もうウンザリ!!!!!!
密かにそう思っていたのは、どうも筆者だけではなかったようで。
ここ最近は同業者である音楽界の有名アーティスト達の中からも次々に批判の声が上がるようになった。
★最新糾弾者は、あのゴリラズのデーモン・アルバーン。
ご存知、現英米で大人気のタレント・スカウト番組『X・ファクター』についての感想を訊かれ、
こうしたチープな大量生産音楽が主流になった最近の風潮を「屠殺場に連れて行かれる牛の群れ」に例え、メッタ斬りにしている。
「こういう風潮が良いわけないよね。
そりゃ時々は美しい声の出演者にめぐり合うときもあるけど、
その後はどの優勝者もフード・プロセッサーに突っ込まれたファースト・フードになっちゃうわけだから。
どんな牛だってハンバーガー工場に行く前のほうが断然美しいに決まってるじゃないか」。
オーディション番組の出演者は、う、牛ですか、、、。
さすがは英ロック界でも1~2を争う毒舌家、デーモン(笑)。
★思えばつい先日も、あのサー・エルトン・ジョンが同番組『X・ファクター』に対し、
「あんなものを観ると脳が麻痺してバカになるだけ。
TVは優勝者を一瞬で有名にしてくれるけど、その後は自分自身の力だけでやっていかなきゃならない。
それがハードなんだよ。
レオナ・ルイスやアレクサンドラ・バーク(『X・ファクター』出身の人気歌手)だって、次に出す曲によって将来が左右される。
自分で曲を書かないで他人の曲を歌うだけの歌手の今後に”未来”はないね」
と警鐘を鳴らしていたし、
★つい数週間前は、あのキッド・ロックが、
次期シーズンの『アメリカン・アイドル(米タレント・スカウトTV番組)』審査員の一人として出演する予定のスティーヴン・タイラー(エアロスミス)に対し、
これまた手厳しいコメントをしていた。
「スティーヴンは自分が”アメリカン・ロックの神聖な象徴”であることをもっと自覚するべきだよ。
あんなものに出演したら、これまで自分がやり遂げてきたこと全てを侮辱するようなもんじゃないか。
自分のこれまでの功績を自分で踏みにじって燃やすようなもんだ。
ギロチン台でも何でも復活させればいいのに。
もしスティーヴン自身が本当にこのオファーを承諾したっていうんなら、
確実にカウンセリングが必要だな」。
、、、なんか、自分がずっと言いたくても言えなかった不満を誰かがズバッと言ってくれたようで。
急にすっきり♪